こんにちは、ビビットホーム・スタッフの澤入です。
『平成』も残すところ、あと半月弱となりました。
なんだか少し寂しい気もいたしますが、『令和』が始まってから、もちろん『平成』も最後まで、その時その時自分にできることを精一杯頑張って、後々この節目の時期を振り返ったときに「あの時はこんなことをしていたなぁ」と気持ちの良い思い出となりますように、日々過ごしてまいりたいと思います(˘ ‿ ˘)
家というものは、様々な部資材から構成されてつくられています。
外観から見える部分だけでも、屋根・壁・柱…などなど。
今回のトピックスでは、そういった部資材・パーツ別での家づくり解説として、それぞれ選ばれるポイントや参考としていただける要素について、簡単にではありますが、まとめていきたいと思います。
今回は、“屋根”についてピックアップし、例えば「どんな材料を使っているのか」、「屋根材には大きくどんな種類があるのか」、住宅建築会社によって採用されるものは様々ではありますが、それぞれご紹介いたします。
スレート(コロニアル)屋根
一般的に、多くの屋根で使用されている屋根材になります。
商品名『コロニアル』で呼ばれることも多いですね。
セメントと繊維でできた厚さ5mm程度の板で、軽量な材であるため、建物への負担を軽減することができるというメリットがあります。
また、低コストで施工できることから、家づくりに掛かる費用を抑えることにつながるという点も、広く採用されるポイントでしょう。
ただしその反面、割れやすい・苔が生えるという声があったり、大体10年程で塗装の塗り直しメンテナンスが必要といったこともあって、建てた後のメンテナンスは最も必要と言えます。
瓦屋根
一昔前では瓦屋根というと『和瓦』のイメージが強かったと思うのですが、現在はカラフルで見た目にもオシャレな『洋瓦』もたくさんあります。
色目が違う『洋瓦』をランダムに並べた屋根では、オリジナリティーあるオシャレさを演出してくれるデザイン性の高さが魅力とされ、近年では採用されているお家を見かけることも多くなりました。
そんな瓦屋根の一番のメリットは、なんといっても長持ちするという点でしょう。
奈良のお寺では1400年前の瓦が現役という話もあるように、特に『和瓦』は非常に長持ちしてくれるため、古くから建築に使用されてきました。
その点で言うと『洋瓦』は、『和瓦』と比べるとメンテナンスが必要になりますので、ご注意ください。
厚さも重さもあるため、雨音など外からの音や外熱を通しにくいというメリットもあります。
ただしその重さの分、地震で揺れやすいといった心配もあるので、耐震・制震をはじめとした安全対策を考える必要があるかと思います。
また、施工時に最もコストが掛かると考えられるのもポイントとして押さえておきたいところです。
金属屋根
金属でできた屋根板で、こちらも古くから長きにわたって使用されてきた屋根材になります。
昔は『トタン』が代表的なものでしたが、近年では『ガルバリウム鋼板』の人気が高く、最も多く採用されていると言っても過言ではありません。
主にアルミと亜鉛で構成された鋼板で、軽さで言えばスレート屋根よりもさらに軽いですが、1mm未満の板厚でも丈夫でしっかりしているのが特徴です。
ガルバリウム鋼板自体は断熱性能が低く、それだけの状態だと断熱・遮音性に劣るため、断熱工事を+αで考える必要がありますが、鋼板の裏側に断熱材を張り付けた『断熱材一体型ガルバリウム鋼板』などの商品も販売されており、広く使用されています。
掛かるコストとしては、概ね[瓦屋根>金属屋根>スレート屋根]といったところですが、ガルバリウム鋼板はその優れた施工性からコストパフォーマンスを高めることにつながるという点もメリットとして認識されています。
建築分野の専門家の方々からも評価が確立されている建材のため、新築で『ガルバリウム鋼板屋根』を第一選択する建設会社も大手ハウスメーカーを含め増えております。
ただし、建物本体と合わせたデザインで好みが分かれるところではあり、「見た目がトタン屋根みたいで…」と仰る方も「スタイリッシュでカッコいい!」と仰る方も、どちらもいらっしゃいます。
“屋根材”に対する考え方としては、初期費用・メンテナンス費用などコスト面、外観や見た目などデザイン面、そうしたご要望と総合して機能性を少しでも高められるように検討されることが大切かと思います。
ビビットホームでは、お客様からお家づくりについてのご相談をお受けする際、上記“屋根材”をはじめお客様が重視されるポイントに合わせた部資材のご提案をさせていただいております。